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TDM 大阪 妙見山のミーティングを目指すの巻 - 2003/03/09

かなり唐突に、大阪は妙見山の山頂で、 毎月第2日曜朝に行なわれている、 TDM(ツール・ド・ミノオ)に参加することになった。
TDMというのは、国産欧車、新旧の制限なく、ヘン車愛車でもって、 妙見山の山上に集うだけという、結構大きなミーティング、らしい。
参加することになった、というのは、 単にNavi datyouの突発的気まぐれ。

そのTDM、実は今回が初参加。 以前から話は聞いていたけれど、 日曜日というのは、 例えば岡山でサーキット走ってたり、 例えば前日から阿蘇にいたり、 例えば・・・いいや。 とにかく何がしかの用事が入ることが多くて、 なかなか行けずじまい。
で、冬の間はTDMが休止中で、 今年3月からまた再開される、という情報を聞きつけ、 この機会に参加してみよう、と思い立った次第。

前日の天気予報では、妙見山のある大阪あたりは、晴れ。 はすぞうも準備万端(つっても、ガス入れたぐらいだけど)。

当日、阪神高速の上を走っていたら、なにやらちらほらと・・・雪?
我が家、996SPSとdatyouの組み合わせは、天候面では最凶で、 人よんで「嵐を呼ぶ夫婦」。
ある時は、阿蘇全域を霧で埋め尽くし、 ある時は、やっぱり阿蘇で、 地元の人が「いや〜先週までは暖かかったんだけどね〜」と 首をかしげるほどの大寒波を呼び、外輪山を氷で覆い、 ある時は・・・いいや。
ともかくこの日も、出発直後からいやーなヨカン。
そして阪神高速を降りる頃には、 雪は真横に吹きすさび、山も畑も真白にいい感じ。

「こんな路面状態で、他の車来てるかなあ」
「いや、それより時間が遅すぎて、もうみんな帰ってるかも」
などとぼそぼそ言いながら走っていたら、スーパーセヴンとすれ違う。
吹雪といってもいいよこなぐりの雪の中、 サングラス・帽子・マスクで完全防備したドライバーは、 なぜかオープンで走っていた。 やっぱりセヴン乗りは根性が違う。

「すごいなー、あれに比べたら、 うちのヨーロッパなんか屋根ついてるし、 ただの車だよね」なんてばか話していたら、 今度はMGにおいついた。 今度はカップルで乗っていて、やっぱりオープンだった
TDMって、すごい人たちの集まりかも。

上り口の妙見口まで来ると、 そこからは真っ白な路面。うぎゃあ。
しかもその白さに、画龍点睛を加えるべく、 スリップして側溝にはまっている事故車。
「ど、どうする?」
「とりあえず、行ってみようか」
なんでこの状況で、とりあえず進んでみようという気になれるのか

雪がいちばんひどかったのは事故現場あたりで、そこから上は塩がまいてあるらしく、 かろうじて車の幅ぐらいだけ、雪が融けていた。 とは言っても、ちょっとはみだせばそのまま滑り出しそうな状況であることはかわりがない。 最高の注意と、最低の速度を保って、しずしずと進む。
途中の三叉路を過ぎると、道幅はいっそう狭くなり、 勾配はきつく、そしてまた道は白く覆われた

「例えばさあ、がんばって山頂まで行って、 そこで2時間ぐらい待ってたら、道の雪も融けるかもしれないんだけど」
「別に1ヶ月待ってもいいよね」
「・・・また次回にしようか」
というわけで、今回はリタイア。

とはいってもUターンする場所もないので、 そのままバックギアに入れ、後ろ向きに来た道をしずしずと戻りました。

先行したMGは、それっきり見かけませんでした。 いうことは、あのまま山上まで行ったのかな?

帰り道、行きしなにすれ違った根性セヴンと、なぜかまたすれ違いました。
やっぱり完全防備で覆われていましたが、短時間のうちに往復してきたヨーロッパを見て、 サングラスの奥の目は、笑ってるようでした。

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