この阿蘇遊びで使用しているヨーロッパについてちょっと紹介しておきましょう。
この車を買うきっかけは、何と行っても子供の頃に読んでいた
“サーキットの狼”。
このマンガがなかったら、おそらく知るよしもなかったでしょう。
でも大人になり、現実の車を見るまでは、すっかり忘れてました。
そうそれはとある午後、
走り車がほしくなり、「X1/9でも買うかな〜」
と考えながら、家の近くの国道を走っていると、
前方にやけに車高が低い車がいるじゃないですか!
即座に後を追っかけ、前方に割り込み急停車させ、
ドライバーを殴って車を奪った...りはしませんでしたが、
この瞬間、何を買おうかと迷っていた自分の頭に、ヨーロッパが焼き付いてしまいました。
本当に罪作りなオーナーさん。この人とは、後に知り合う事となりますが。
(ちなみに言うと、後を追っかけたまでは事実ですが、あっさりちぎられました。)
そこから始まったのが店探し。ヨーロッパを扱っている所は、近畿でも何軒かありました。
ショップを廻って数カ月がたったある日、これはという個体を見つけました。
いや正確に言えば情報を得ました。
それはまだ日本にはなく、イギリスにてレストア中との事。
今から考えれば随分軽率な行動、と思いますが、
この時はこの個体がすばらしいと判断してしまいました(見てもいないのに)。
手付け金を渡して到着をまっていると、なんと阪神大震災が。
神戸港もダメージを受け、その影響でヨーロッパを積んできた船の接岸が遅れに遅れ、
登録できたのは1995年10月。
長い道のりの末、晴れてヨーロッパオーナーとなりました。
最初はおっかなびっくりの運転。
バックミラーが付いていないけど、まあよいかと独り納得(今はつけています)。
何よりも困ったのが真直ぐ走らず、右に左にふらふらとする事です。
これは車が悪いのではなく、手に力が入り過ぎていた結果でした。
手に入れてからというもの、通勤に使い、ツーリングに使い、阿蘇まで遠征し、サーキットを走り、
日々使い倒して、大幅に走行距離を延ばしたと思います。
思いますというのは、距離計が常時壊れていたため、走行距離が確認できなかったからですが、
使いたおした結果、コンディションを崩した我が愛車。
一時は、一走り一入院というくらい、走らせるたびにあちこち壊れるようになり、
復活させるのに一苦労しました。
結局3軒目に御厄介になったミツヤマモータースにて、最初の状態まで復活させ、
現在はモディファイに手を出せるまでになっています。
今後も阿蘇への遠征、余裕(いつ?)ができたらサーキット走行などに駆り出していく予定です。
By 996SPS
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